「ビスタ。旅のお供は決まったかい?」



旧ロシア領の小国。解剖学者ヌセルトに師事する4人の少女たちは、

日本への中期留学が決まっていた。


丁度その頃、姉であるヌーと喧嘩をしてしまったビスタは

ヌーに見切りをつけるため、新たな友人を探していた。


軽薄でちょっと悪そうな雰囲気を漂わせているアジア人のタウ、

真面目で人当たりのよさそうなロシア系のカイ。

どちらも、まるで宇宙人のようなヌーよりは友人として申し分なさそうだった。


しかし、彼女たちのことを知れば知るほど、

ビスタの心には不安ばかりが募っていくのだった。